Technicolor CineStyle使ってみた。

こんちわ。
こないだのNABでTechnicolorがCanonの一眼用にピクチャースタイルを開発しているという
発表(?)があって、ほうぼうで少し話題になっていました。
そいつが先日無料配布開始ってことで使ってみました。
その名もCineStyle(5Dmark2用ピクチャースタイル)
5Dmark2用ってことなんだけど今回はうちの5Dmark2出払っているので
7Dでやってみました。
まず下記URLから必要事項を記入して
http://www.technicolor.com/en/hi/cinema/filmmaking/digital-printer-lights/cinestyle
ピクチャースタイル(.pf2)とガイド(.pdf)とLUT(.lut)を入手します。
そして他のピクチャースタイル同様にカメラにインストール(?)。

設定値をガイドの通りに合わせます。
Sharpness: 0
Contrast: -4
Saturation: -2
Color Tone: 0
ISOは160の倍数
そして撮影。
今回
DayはISO320
nightはISO3200
でよく使うピクチャースタイルと比較してみました。
以下サンプル

このローコンな感じももうちょっといじればそれはそれで面白いような…
しかしぽやぽや眠い

Magic Bullet LUT Buddy(FinalCutPro)を使って.lutを当てはめました。色の発色がキレイですね。
LUT当てはめるときの注意点としてフォルダ階層に日本語表記のものがあると適用してすぐにオチます。

これが大体いつもつかってるヤツ。どんな時でも破綻させたくないので基本カーブはいじらず色だけ調整しただけです(スタンダードが元だったような…失念)
たいがいローコン入れるのでもちょっと柔らかい感じかな。にしてもくらべるとディテールがキツイですね(汗)







シャープネスの感じが気になったので後処理でプラスしてみました。
こっちのほうが良いのかも。





さすがにちょっとバンディングノイズが気になるような……
にしても暗部はまだまだ余裕あるわけでラティチュード(ダイナミックレンジ?)はやっぱ良い感じ。








こちらも元の画にはまだ暗部に余裕あるので
後処理(カラコレ)をしっかりやれるのであればかなり良さそうですね。
シャープネス等は個々の好みで変えても良いのかもしれませんし。
いずれにせよ、実際使うにはColorなどでしっかりカラコレしてみないとまだよくわからんです。
ただ後処理の幅は間違いなく広がりそうですね。バンディングがどうなるか…(まぁもともと8bit4:2:0なんで色々しょうがないですが)
しかし、今のとこ一番問題なのは
Magic Bullet LUT Buddyの不安定っぷり。
はっきりいってウチの環境では使い物にならないです。レンダリングかけると毎回落ちます。
フリーソフトなので文句言えませんが。
LUTあてはめないで監督や編集にまわすわけにもいかないのでここは策を練らないとダメですね。
あ、FCP上でとりあえずのガンマカーブ作って適用してもらえば良いのか。
ほんちゃんはColorとかでやるとして。
なんとでもなりそうです。
だれか.lutの良い適用方法あったら教えてください。
ただ現場でのモニタリング(監督用)は考えないとダメですね。
SonyのS-Logとか使って撮影してみたいなぁー
以上「とりあえず使ってみた」レポート終わります。
なんか間違ってたらご指摘願います。