Panasonic LumixGH1改造ファームウェアテスト

こんばんわ。
先日Panasonic LumixGH1改造ファームウェアについて少し書きましたが
7Dとの比較テストをしてみたので結果を記そうと思います。
まずファームの改造の方法ですが
http://wiki.eoshd.com/wiki/Beginners_GH1_Custom_Firmware_Guide
↑こちらをご参照ください。
そんなに難しいことではなかったです。
まず上記サイトのリンクからPToolsとGH1(version 1.32)のファームを入手します。
次にPCにGH1のファームをインストールしてPToolsでそのファイル(.BIN)を読み込みます。
自分はMac上にインストール(parallels)しているWindows上で
PToolsを起動して作業を行いました。

あとは上記サイトの書かれている項目にチェックを入れて
数値を入力していきます。
親切にも項目の解説や参考文章がでます。

何故か僕らがテストをしたときにはEOSHD.comのサイトにはあるのに
無い項目がありました。
MJPEG Enco 1280MとAVCHD Video Bufferの項目です。
とりあえずシカトしてGH1にインストール。
すんなりできました。その後も色々項目の数値を変えてやってみました。
あたりまえですが数値のあげ過ぎは禁物。フリーズして電源さえ落とせなくなります。
とりあえずはEOSHD.comの数値や解説の部分に出ている数値で試すのが良いと思います。
正直あまりゆっくり集中してというわけにはいかなかったので大雑把ではありますが
やってみてわかったことを書いて行きます。
まず、MJPEGでの収録の解像度を1080×1440に設定できます。
ちなみに1080×1920では収録できませんでした。
次にAVCHDの項目ごとの設定数値です。
VideoBitrate60,000,000
OverallBitrate62,000,000
LimitingBitrate70,000,000
の設定数値ではフリーズが起こりました。
VideoBitrate50,000,000
OverallBitrate52,000,000
LimitingBitrate70,000,000
では収録できたのでこれに落ち着きます。
ちなみにこの状態で収録したオリジナルのデータを
Mediainfoというアプリを使ってみたところ
だいたい20-39Mbpsの範囲で収録されていました。
純正ファームだと17Mbpsということなので画によっては倍近くのデータ量です。
ちなみに7Dは38.9-44.4Mbpsとデータ量としてはすこし上をいっていました。


テストとして
遠景と長玉を使って横切る車とチャートの撮影をしました。
ところがどっこい、遠景については前日の仕事で使ったガンマでそのまま
撮ってしまいちょっと残念なことになりました。すいません。
まぁ、それを踏まえてみていただければなと。
まずは遠景(画像はFCPでprores変換後の静止画抜き出し)

7D

GH1
色が全然違うのとNDの反射が入ってるのは許してください。
で拡大↓(FCPで300%拡大でセンター部分)

7D

GH1
どうですか?ちょっと色が違い過ぎてなんともいえないかもだけど…
とりあえずこの画でみると7Dは畑の柵なんかに偽色が出てるのに対して
GH1はあまりでていないですね。奥の木の描写なんかもGH1のほうがディテールで
勝っているように思えます。でも7Dの方がシャギーはおとなしいですね。
ちなみに絞り、感度、シャッター等の設定はまるで同条件にもかかわらず
GH1のほうが明るいです。これは以前に僕がみた知人のテストでも同様だったのでこういうことなんだろうと思います。


さてさてちょっと疲れてきたので続きはまた後日ということで……お楽しみに!
質問、疑問、修正等あればコメントください。
以上のテストはEOSHD.comさんの情報を参考にして行っています。感謝。


※改造ファームをしようとという方は自己責任で行ってください。何があっても僕は責任とりません。

7月21日21:00から池袋シネマ•ロサにて岩永洋特集やります。

詳しくはこちら↓

http://mitotanpen.jp/cinemarosa.html

是非おこしくださいませ。